GFX
FUJIFILM GFX100 II
「GFXシリーズ」最高の高速連写・AF・動画性能と5軸・8.0段の防振性能で撮影領域を拡大
「GFX100 II」は、現行比(*1)最大2倍の信号読み出し速度を可能とした、新開発の1億2百万画素高速センサー「GFX 102MP CMOS II HS」と、最新の高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載し、「GFXシリーズ」最高の高速連写・AF・動画性能を実現したフラッグシップモデルです。
*1:「FUJIFILM GFX100」や「FUJIFILM GFX100S」に搭載したイメージセンサーとの比較。
動画
特長
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- 1億2百万画素高速センサー「GFX 102MP CMOS II HS」&高速画像処理エンジン「X-Processor 5」
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「GFX 102MP CMOS II HS」は、対角55mmのラージフォーマット(43.8×32.9mm)イメージセンサー。1億画素超のセンサーが滑らかな階調表現と高解像による優れた表現力を生み出します。「GFX II」では新たに開発されたセンサーにより、現行比(*1)最大2倍の信号読み出し速度を実現しました。
最新(*2)の画像処理エンジンである「X-Processor 5」を採用し、従来機(*3)より大きく進化した高速連写性能・高速AF・動画性能を実現しました。高画素・高速イメージセンサーから読み出された超膨大な情報量のデータでありながらも、高速処理・最適化する画像処理エンジンで、今まで以上のリズム・感覚で撮影することが可能です。また、1億画素超の世界を富士フイルム独自の色再現・階調再現であるフィルムシミュレーションとともに使用できます。
*1:「FUJIFILM GFX100」や「FUJIFILM GFX100S」に搭載したイメージセンサーとの比較。
*2:2023年9月時点。
*3:「FUJIFILM GFX100」。
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- 進化した高速連写性能
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・新開発の1億2百万画素高速センサー搭載により、8.0コマ/秒の連写(*4)実現。バッファメモリの増強とも相まって、非常に短いインターバルでストレスの無い高速連写を可能とします。従来の「GFXシリーズ」で撮影が難しかったスポーツ分野においても、GFXの高画素・高画質をそのままに決定的瞬間を逃しません。
・表示フレームレート約120フレーム/秒のブーストモードを搭載し、被写体の速い動きを正確に把握・フレーミングが可能になります。
・高速センサー搭載により、5.3コマ/秒のブラックアウトフリー連写(*5)が可能になりました。更に35mmフォーマットモードON時は8.7コマ/秒・5.8コマ/秒のブラックアウトフリー連写が可能です。超高速で動く被写体を連写しながら追随可能です。
*4:メカシャッター選択時。
*5:電子シャッター設定時。
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- 高速・高性能AF
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アルゴリズムの改良により進化した顔・瞳AFに加え、ディープラーニング技術を用いて開発したAIによる被写体検出AFを搭載。動物・鳥・車・バイク・自転車・飛行機・電車・昆虫・ドローン(*6)を検出します。ピントを合わせたまま狙った被写体を自動的に追尾するため、シャッターチャンスや構図に集中して撮影をお楽しみいただけます。また、従来機より進化したAF予測アルゴリズムを搭載し、フレーム内を被写体が高速で移動し、高い動体追従性が必要なスポーツ撮影などでも、快適な撮影が可能です。
*6:昆虫を検出する際は”鳥”が、ドローンを検出する際は”飛行機”が被写体検出設定となります。
©Hendrik Osula
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- 静止画撮影における表現の幅をさらに拡大
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・画素構造の改良により、新センサーの飽和電子数を向上させているため、ISO80を常用感度として利用することが可能。ISO80設定時、従来機よりもさらに広いダイナミックレンジ・低ノイズで撮影できます(*7)。
・新センサーのマイクロレンズを改良し、センサー縁部の光の利用効率を向上。レンズ周辺部の画質やAF精度を従来機よりも高めています。
・4倍の解像力と忠実な色再現による撮影が可能な「ピクセルシフトマルチショット」を搭載しました。ボディ内手ブレ補正機能を高度に制御し、イメージセンサーを0.5画素ずつ超高精度にシフトさせ16枚のRAWファイル撮影を実施。専用ソフトウェア「Pixel Shift Combiner」を用いて取得した16枚のRAWファイルを合成処理することで、約4億画素の画像を生成できるため、コマーシャルフォトや文化財のデジタルアーカイブ用途に最適です。
*7:16bitRAW記録時。
©Satoshi Minakawa
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- 新フィルムシミュレーション「REALA ACE」
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多彩な色調を可能とする「フィルムシミュレーション」に、忠実な色再現性とメリハリのある階調表現を併せ持つモード「REALA ACE」を新たに搭載しました。写真フィルムを選ぶ感覚で全20種類からお好みのモードを選択し、多彩な色表現をお楽しみいただけます。
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- 4K/60P, 8K30P, FHD/120P 4:2:2 10bit 内部記録
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写真だけでなく動画でもラージフォーマットのポテンシャルを発揮する「GFX100 II」では、新開発センサーと最新プロセッサー「X-Processor5」の組合せにより4K/60P及び8K/30P(*8)の、4:2:2 10bitのカメラ内カード記録に対応しました。
「GFX100 II」のラージフォーマットセンサーが、浅い被写界深度や10bit出力の階調再現性、高感度を実現。より高精細な質感に加え、フォーマットの大きさによる立体感、空気感など凝縮された映像表現を可能とします。
また富士フイルムのシネマフィルムを再現した「ETERNA/シネマ」をはじめ、すべてのフィルムシミュレーションにも対応しています。*8:1.51Xクロップされます。
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- 多彩な動画フォーマット対応
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新たに「Premista」「35mm」「アナモフィック(35mm)」の動画フォーマットモードを搭載しました。マウントアダプター経由でこれらマウントのレンズを装着した際に最適なフォーマットでの撮影が可能となり、様々な映像表現に対応します。
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- 動画トラッキングAF
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動画撮影中のトラッキングAF機能を新搭載。 AF-C+ワイド/トラッキングAF使用時に、追従する被写体をタッチで指定することが可能となり、複数被写体がいるシチュエーションでも、狙った被写体を追従します。
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- 高速ローリングシャッター
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センサー読み出し速度の高速化、ローリングシャッター歪みの抑制により、動きのある被写体を違和感なく表現できます。また、動画でもISO100を常用感度として設定できるため、より高品質な動画撮影が可能です。
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- Apple ProResコーデック対応
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Apple ProRes 422 HQ・Apple ProRes 422・Apple ProRes 422 LTの3つのApple ProRes(*9)コーデックに対応。Apple ProRes撮影時にはApple ProRes 422 Proxyなどのプロキシ撮影も可能です。動画の編集負荷を軽減し、撮影からポストプロダクションまでワークフロー全体を効率化・省力化することができます。
また、HDMI経由で最大8K/30P 12bitの動画RAWデータ出力が可能。ATOMOS社製モニター「NINJA V+」でApple ProRes RAW、Blackmagic Design社製モニター「Video Assist 12G」でBlackmagic RAWとして記録することができます。
*9:Apple ProResは、米国および他の国々で登録されたApple Inc. の商標です。
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- F-log2搭載
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ダイナミックレンジを14+stop(*10)に広げた「F-Log2」を「GFXシリーズ」として初めて搭載。階調豊かな映像を記録でき、ポストプロダクションでの自由度を大きく向上させます。
*10:「F-log2 Dレンジ優先モード」使用時。当社内部測定。
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- 最大8.0段のボディ内手ブレ補正
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新開発のボディ内手ブレ補正機能を搭載。画像情報を使用してブレを検知することで補正の精度を向上させ、当社最大の5軸・8.0段(*11)の防振性能を実現しました。夜景などの暗い撮影シーンでも、快適な手持ち撮影を可能にします。
*11:CIPA規格準拠 ピッチ/ヨー方向、「フジノンレンズGF63mmF2.8 R WR」装着時。
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- 約944万ドット 1.0倍 高倍率・高精細のEVF
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ファインダー倍率1.0倍、944万ドットの高倍率・高精細のEVFを搭載。ファインダー使用時に、瞳の位置ずれにより発生する像流れや歪みを抑制し、高い視認性を実現します。また、表示フレームレート約120フレーム/秒のブーストモードにより、被写体の速い動きを正確に把握できます。
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- 撮影を支えるデザイン・操作性
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・本体ラバーには新開発の「BISHAMON-TEX™」(*12)を採用。日本の伝統的な和柄にインスピレーションを受けた三ツ矢状のパターンは、カメラを保持した際の様々な方向へのグリップ性を向上させます。また、軍艦部を手前側に傾斜させることで、最小限の視線移動で撮影情報を確認できます。天面のサブ液晶は従来機より大型化・GUIデザインを一新し、視認性を向上させました。
・各種ボタンの操作性向上に加え、グリップ上部に操作性の高い3つのFnボタンを新たに配置することで、さまざまな撮影シーンの変化にスムーズに対応できます。
*12:BISHAMON-TEXは富士フイルム(株)の商標または登録商標です。
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- 高いシステム拡張性
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・ボディ本体にEthernetポートやHDMI Type A・USB-Cの端子を装備し、外部機器との接続性を大きく向上。さまざまな周辺機器と組み合わせて撮影できます。
・USB Type-Cケーブル経由で外付けSSDをつなげることで、写真や動画を外付けSSDに直接記録できます。4K/60Pや8K/30Pなど、モードやフォーマットを問わず記録することが可能です(*13)
・クラウドサービスFrame.io Camera to Cloudに対応。Apple ProRes Proxy ファイルをはじめ多様な動画ファイルを直接Frame.ioへアップロードすることができるため、撮影から編集までの業務スピードを飛躍的に向上させます。
・CFexpress™ Type Bカード(*14)とSDカードに対応したデュアルスロットを採用。高速書き込みが可能なCFexpress™ Type Bカードの使用により、「GFX100 II」の動画性能を余すことなく引き出します。
・撮影時に画像にIPTCメタデータ(*15)を付加することが可能。デジタルカメラ「GFX/Xシリーズ」用アプリ「FUJIFILM XApp」でメタデータを確認・編集することができます。
*13:SSDの種類によっては記録できないモードがあります。動作確認済みのSSDは対応情報をご確認ください。
※対応情報はこちら*14:CFexpressは、The CompactFlash Associationの商標または登録商標です。動作確認済カードは対応情報をご確認ください。※対応情報はこちら
*15: IPTCメタデータとは、IPTC(International Press Telecommunications Council)によって策定された、デジタル画像に含まれるメタデータの標準規格です。
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- 別売りアクセサリー
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・縦位置バッテリーグリップ「VG-GFX 100 II」
防塵・防滴・耐低温-10℃に対応。バッテリーグリップに大容量バッテリー「NP-W235」を2つ装填することができます。操作しやすい位置に各種ボタンを配置。横位置撮影時と変わらず快適に撮影できます。・冷却ファン「FAN-001」
長時間撮影や高温環境下での動画撮影をサポートする冷却ファンです。ボディ背面にケーブルレスで装着し電源を供給することで、高温環境下での動画の連続記録時間を延ばすことが可能。熱による動作停止の不安なく動画撮影ができます。・EVFチルトアダプター「EVF-TL1」
本アクセサリーをボディとEVFユニットの間に装着することにより、EVFの装着角度を横位置撮影時で0°〜90°、縦位置撮影時で-45°〜+45°の範囲で変更することが可能。ファインダーを使用しながら、さまざまなアングルで撮影でき、カメラポジションの自由度や表現の幅を大きく広げます。
※このページに掲載している画像は、当社検証に基づくイメージです。
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