December 8, 2021

「GFX100S」に引っ越しをして

CASE STUDY 02 :
Shintaro Nakamura

PROFILE

なかむらしんたろう
なかむらしんたろう Shintaro Nakamura

デザイン会社(SCHEMA,inc.)で営業・企画・ディレクターとして働く傍ら、フォトグラファーとして数多くのメディアで撮影を担当。ポートレートをメインに暗躍中。主な謎活動としては「なかむらしんたろうを拡張する展示」の開催、松屋SNSコンテンツ企画など。

「GFX100S」に引っ越しをして

はじめまして、なかむらしんたろうと申します。
縁あってこちらでコラムを書かせていただくことになりました。
撮ることが好きな髭面の親近感あるコラムです。

まずは簡単な自己紹介から。

普段はSCHEMA,inc.というデザイン会社でWeb周りの企画営業やデザインディレクションをしているサラリーマンです。ライフワークの写真がたまにお仕事になったりしつつで生かされております。

大それた思想は特に持ち合わせていないので恐縮ですが、人との記憶を気持ち良く残したくてカメラをお守りのように持っています。

今回はそんな私が「GFX100S」に引っ越しをした話です。

写真を何年か撮る中で、ここ最近は自分と写真との距離感的にもコンパクトフィルムカメラを使うことが多く、人に見せるのもフィルム写真がほとんどでした。
言語化はうまくできないんですが、コンパクトフィルムカメラで撮る写真の方が、個人的には温かくて、曖昧なんだけど綺麗で。私が写真に求める「記録」に近いんだと思います。
デジタルはその場でクライアントと一緒に写真を確認するようなきっちりとした仕事だけで、プライベートで使うことはほとんどありませんでした。
おそらくデジタル写真の「撮ってすぐ見られる」という点が良くも悪くも自分に影響していた気がします。画面を見ていると普段の仕事柄、ディレクションをしている側の自分が出てきて、デザインしやすそうにグリッドに合わせて、メディアに求められそうな写真を作りたがってしまっているようでプライベートでは触らなくなりました。
悪いことではないんですが、個人的には写真を撮ることに対して求めている欲望が満たせていなくて、デジタル写真をなんだか楽しく撮れていなかったのが本音です。
せっかく撮ってるのにもったいないなと思ったので、今回は心機一転。
レンズを変えたりとかでも良かったんですが、大胆にカメラ自体を変えてみようという判断で「GFX100S」にお引越しさせていただいた次第です。
デジタル写真も楽しみたい。

使ってみてまず思ったこととしては本当に綺麗。
綺麗な描写にあまり興味を持てていなかった自分でも興奮しました。

ご存知の通り、とんでもない画素数なので、大きな広告を撮ったりするわけではない私には縁遠いカメラだと思っていましたが、これはシャッターを切る度に気持ちが上がるのでぜひ試してみてほしいです。この高揚感を味わってほしい。

その場の空気や、自分の目では見えていないものまで写しているんだろうなと理解せざるを得ないほどの描写に惚れ惚れします。※細かいことはちゃんとした人のレビューを見てください。

前機(フルサイズ)も使いこなせていなかった私の言葉なので信憑性に欠けるかも知れませんが、この描写は撮りたいと思ったものにしっかり愛を向けられるなと思いました。
人物にも、景色にも、ダイエット中に我慢できずに食べたケーキにも。

風景に関してはまるっきり自信のない私ですが、性能のおかげでいい感じに光をとらえられている気がします。(いい感じなのか不安ですが)

気分が良いので、今では初めてカメラを持った時のように、ふとした瞬間に気になった景色に向けてシャッターを切るようになりました。
初めて単焦点レンズを持った時のように、それっぽい写真も撮ってしまいます。

そんなこともさせてしまう「GFX100S」の描写力は写真を扱う人でなくても一度は感じてほしいなと思いました。
一家に一台の時代が来そうですね。

コラムなのでそれっぽいことを書いてみようと考えていましたが、性に合わないので気軽な日記としてご査収いただければと。

まだまだ手に馴染んでるわけではないので、私もこれからです。

時間をかけて性能の良さに甘えながらデジタル写真を楽しんでみます。

PRODUCTS

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「FUJIFILM GFX100S」は、ラージフォーマットセンサーならではの豊かな階調表現と浅い被写界深度により立体的な描写を可能とし、異次元の高画質をさらに身近にする画期的なミラーレスデジタルカメラです。

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