GFXユーザーの私のEvoの使い方GFXユーザーの私のEvoの使い方

March 9,2022

GFXユーザーの私のEvoの使い方

CASE STUDY 05 :

Shintaro Nakamura

PROFILE
なかむらしんたろう
なかむらしんたろう  Shintaro Nakamura
デザイン会社(SCHEMA,inc.)で営業・企画・ディレクターとして働く傍ら、フォトグラファーとして数多くのメディアで撮影を担当。ポートレートをメインに暗躍中。主な謎活動としては「なかむらしんたろうを拡張する展示」の開催、松屋SNSコンテンツ企画など。

私のEvoの使い方

なかむらしんたろうです。
GFXユーザーの私のEvoの使い方を少しだけお話させていただきます。

Evoは今までのカメラとちょっと違う

私がGFXで撮る写真は割とすっきりとした真っ直ぐな写真が多い。
構図や装飾をあーだこーだ考えて撮るというよりはシンプルな写真をよく撮ってしまう。

最近は良くGFXを使っているので、頭の中は「GFXで撮ったら」を考えながら過ごしている。状況的にバックパックからGFXを取り出せるときは取り出して収めるようにしている。他のカメラも同様で、使用頻度によって「あのカメラで撮ったら」を考えながら過ごしている。ヘラヘラしているけど頭の中は意外と大変。

でも、Evoはちょっと違う。
Evoは多くのレンズエフェクトとフィルムエフェクトの組み合わせがあるので、どこにいても様子の違う写真が撮れる。自分が見えている世界とは違った写真だ。
なので、少しでも気になる場所があるとまずは取り出す。そして、考える。
Evoならどんな写真が撮れるんだろう、どれで撮ってみようか。

楽しくなりそうな場所があるとまずは取り出す。そして、考える。
順序が逆でなんだか不思議。

アウトプットを考えない

Evoを使い出して、アウトプットを考えずに自由にシャッターを切ることも覚えた。

例えば、レンズエフェクトとフィルムエフェクトを固定して、反射神経のようにシャッターを切る。
例えば、いつもの画角より一歩前に出てシャッターを切る。
例えば、画面を見ずに手を伸ばした先でシャッターを切る。

綺麗に撮れた、ピントが合わなかった、ブレてしまった、真っ暗だった、お構いなし。
まずはシャッターを切るのが吉。

人を撮る

なんと言っても特に活躍するのは人を撮るとき。

Evoは自由なのでかしこまらなくていい。その空間に一台あるだけでいい。
誰が撮っても、どう撮っても、いい記録になる。

大勢いれば、写真の幅は無限に広がる。
それぞれのアングルやそれぞれの瞬間、それぞれが選んだレンズエフェクト、それぞれが選んだフィルムエフェクトで。
正直自分が撮らなくても、持っていくだけで大手柄。偉い。

しっかりとしたカメラを使えなくてもEvoなら大丈夫。
スマホアプリのフィルター機能に慣れた世代なら特に。
シャッターボタンを押すだけ。

プリントすれば、その日の記憶が詰まったとても良いアルバムに変わる。
プレゼントだってできちゃう。もうこれはエンタメ。

自分が考えもしなかった撮り方やアウトプットが次々現れる。
ある意味、写真家泣かせかもしれない。

「記録」

個人的には写真の機能として「記録」に一番重きを置いている節がある。
あの空間の、あの人といた、あの時間を、大事に閉じ込める。

そんな機能に特化しているEvoは誰でも一度は手にして欲しい。
スマホで写真を撮るのとも少し違った感覚。
デジタルだけどデジタルではないアナログさも感じられる。

まずはかっこつけずにシャッターを切る。
気になったものを気になった時に、気にしてこなかったものをなんでもないタイミングで。

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